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練習問題

解説

 第 1 問

このキク科の花は、太陽に格別の関心を抱いたオランダ人画家ゴッホが好んで描いた花の一つとして有名です。
この植物は何でしょうか?

    ①  カーネーション
    ②  ヒマワリ
    ③  ヒナゲシ
    ④  サクラソウ

  • 正解: ヒマワリ

ヒマワリ(向日葵)はキク科ヒマワリ属の一年草です。アメリカ大陸に自生していたこの花がヨーロッパに渡ったのは大航海時代のことで、スペイン人コルテスがメキシコを征服した際(1519年〜21年)に持ち帰ったといわれています。日本には江戸時代に入り、以来、日本の夏の風物の一つとして親しまれています。
オランダ人画家ゴッホが、有名な『ヒマワリ』を描いたのは、太陽がさんさんとふりそそぐ南フランスの町アルルにいたとき(1888年2月〜1889年5月)のことでした。

 第 2 問

この植物の大きく育った実を、水につけて腐らせると硬い繊維が残り、スポンジやたわし代わりに使われます。また、若くて柔らかい実は、沖縄などでは食用とされています。
この植物は何でしょうか?

    ①  キュウリ
    ②  ヒョウタン
    ③  ヘチマ
    ④  カモミール

  • 正解: ヘチマ

ヘチマはインドまたは東南アジア原産といわれ、江戸時代前期に日本に渡来しました。夏に棚仕立てにすると、よい日除けになります。
成熟した果実を加工してつくるヘチマたわしは、よく知られています。かつては繊維用品種が盛んに栽培されてましたが、化学繊維に押されて、営利栽培されることは少なくなりました。食用品種もあり、沖縄や九州南部で主に栽培され、若い実が野菜として使われています。成熟した実は硬い筋があって食べられません。一般には、みそ汁やスープの具、油いためなどの料理にされ、インドネシアやタイ、フィリピンなど東南アジアの国々でも、ヘチマは一般的な野菜として市場に出ています。また、茎を切った切り口から採取するヘチマ水は、昔から化粧水として使われています。

 第 3 問

草花や樹木の名称には仏教にちなんだ名も少なくありません。次の植物のうち、近代になって日本に持ち込まれた帰化植物が一つ含まれていますが、次のうちどれでしょうか?

    ①  薬師草(ヤクシソウ)
    ②  菩提樹(ボダイジュ)
    ③  布袋葵(ホテイアオイ)
    ④  仏の座(ホトケノザ)

  • 正解: 布袋葵(ホテイアオイ)

ホテイアオイは熱帯アメリカ原産のミズアオイ科の帰化植物です。明治時代中期に観賞用として輸入され、暖地の各地で野生化しました。水上に浮遊して、秋には紫色の花が咲き乱れます。葉の柄がふくれて多胞質になり、浮袋の役をしています。この部分が布袋和尚の腹を思わせるところから命名されました。花の形、色から英語名はウォーターヒヤシンスと美しく命名されています。命名のもととなった布袋和尚は中国後梁(10世紀)の禅僧。福々しい円満の容貌で、体格は肥満して、腹を露出して常に布袋を担っています。弥勒菩薩の化身ともいわれ、絵画にも描かれ敬われています。日本では七福神の一人として知られています。

 第 4 問

昔から邪気を追い払う力のある植物とされ、その果実は、日本で最も古い書物の一つとされる『古事記』にも登場し、オホカムヅミノミコトという神様の名前をもらっています。
この植物は何でしょうか?

    ①  モモ
    ②  カキ
    ③  クリ
    ④  クルミ

  • 正解: モモ

古事記によると、イザナギが黄泉の国へイザナミに会いに行きますが、8種の雷が体に出現している姿を見て逃げ出します。逃げるイザナギに黄泉の国の女たちが追いかけてきたので、身に付けているものを使って色々な食べ物に変え、逃走を続け、やっとあの世とこの世の境にたどりつき、そこになっていたモモの実を三つ投げました。すると女たちはみな逃げていきました。そこでイザナギはモモの実に「私を助けてくれたように、今後人々が苦しんでいるときは助けなさい」といって、オホカムヅミノミコトという神様の名前を与えたということです。

 第 5 問

明るい林の下などで見られ、大きく美しい花を咲かせます。園芸的にも重要な種類で、これをもとに、品種改良された園芸品種もたくさんあります。
この植物は何でしょうか?

    ①  ユウスゲ
    ②  テッポウユリ
    ③  ナツズイセン
    ④  ヤマユリ

  • 正解: ヤマユリ

ヤマユリは、直径約20cmの、香りのある大きな花を咲かせることで知られます。
東北地方から近畿地方の一部の山地に分布し、明治から大正にかけて、ヨーロッパに向けて盛んに球根が輸出されました。奄美・沖縄諸島原産のテッポウユリもまた、さかんに輸出されました。
ヤマユリの球根(鱗茎)はオニユリやコオニユリの球根とともにユリ根と呼ばれ、食用にされます。ふつうは球根の鱗片をバラバラにして、お正月のきんとんや、茶碗蒸しの具にしますが、簡単にバターいためなどしても、ほくほくとしておいしいものです。食用に販売されているのはオニユリやコオニユリの栽培品です。野生のユリは、最近は個体数が減り貴重になっているので、決して掘り取らないでください。

 第 6 問

この植物の果実は食用にされ、いわゆる果肉の部分を薄く、細長くむいて乾燥したものを「かんぴょう」と呼び、煮物、すし、汁物などに用います。
この植物は何でしょうか?

    ①  ヘチマ
    ②  トウガン
    ③  ニガウリ
    ④  ユウガオ

  • 正解: ユウガオ

ウリ科の一年草のユウガオの果実は、球形から長楕円形で、長さが60〜90cmと大型です。若い果実の表面には毛があり、外果皮の発達した「果肉」は厚く白い色をしています。夏に収穫したユウガオの果肉を、かんぴょうかんなで薄く細長くむいて、乾燥したものがかんぴょうです。かんぴょうは栃木や茨城の名産で、乳白色でやや肉厚のものが良品とされます。巻き寿司やちらし寿司などの材料として欠かせない食材です。水洗いした後、少量の食塩でもみ、塩を落としてからお湯でゆでて戻し、醤油などで調味します。

 第 7 問

アサガオはもともと重要な薬用植物で、古い時代から中国では牽牛花、その種子を牽牛子(けんごし)と生薬名で呼ばれています。
アサガオの種子の用途は次のうちどれでしょうか?

    ①  鎮痛剤
    ②  下剤
    ③  強精剤
    ④  補血剤

  • 正解: 下剤

アサガオの原産地は、アメリカ大陸といわれ、日本には古く中国から伝来したといわれています。
牽牛の名は、この薬のお礼に1頭の牛を引いてきたことに由来するといわれています。下剤については、平安末期の『今昔物語集』(巻28第5)に「越前守を務めていた藤原為盛が、天皇の住居を護衛する役所に納めなければいけない米を滞納し、取り立てに来た役人にアサガオの種子を入れた酒を振る舞い、下痢をさせて追い返した」という逸話もあります。

 第 8 問

アサガオは【 】に反応して花芽を形成するという性質があります。
【 】に当てはまるものは何でしょうか?

    ①  昼の明るさ
    ②  夜の長さ
    ③  昼の温度
    ④  夜の温度

  • 正解: 夜の長さ

アサガオは夜の長さに反応して花芽を形成する光周性という性質をもつことが知られています。アサガオが光の長さを感じている部分を調べるには、植物体のいろいろな部分を部分的に暗くして光の当たらない時間を長くしたり、ある部分を取り除いた後に植物体を短日条件下においたりして花芽形成の有無を調べるとわかります。たとえば、葉を全部取り除いたアサガオに適当な暗期を与えても花芽は形成されませんが、逆に葉だけに適当な暗期を与えると花芽が形成されます。

 第 9 問

ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』で、アリスに「この庭の花たちがおしゃべりするのは、地面がかたくて眠っていられないからだ」と教えてくれた花があります。
この植物は何でしょうか?

    ①  クルマユリ
    ②  ヒメユリ
    ③  オニユリ
    ④  カノコユリ

  • 正解: オニユリ

観賞や装飾・宗教行事などのためのユリとしてヨーロッパでは古代からマドンナ・リリーなどが栽培されていましたが、19世紀以降に東アジアから多くの種類のユリが導入されて、その美しさが賞賛されました。また、導入された種類の間に交配がおこなわれて、新しいユリの品種が多数つくられました。オニユリはそのころヨーロッパで盛んに栽培されたユリの一つで、日本から大量の球根が輸出されていました。
ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』(1871)の「もの言う花の庭」でオニユリはアリスと話をしますが、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『雪の女王』(1844)、トマス・ハーディの『帰郷』(1878)、ジェームズ・バリーの『ピーター・パン』(1904)などの文学作品にもオニユリが登場します。

 第 10 問

日本の海岸の砂地に自生し、夏季に白い花を咲かせる常緑性の多年草です。種子が水に浮くことから、海流によって分布が広がったともいわれています。
この植物は何でしょうか?

    ①  ハマオモト
    ②  ヒガンバナ
    ③  ハマナス
    ④  エビネ

  • 正解: ハマオモト

ハマオモトはヒガンバナ科クリナム属の植物です。
関東以西の本州、四国、九州、琉球諸島の海岸の砂地に自生する常緑性の多年草で、夏に芳香のある白い花を咲かせます。球形で直径2〜3cmの種子はコルク層で覆われ、海水に浮くことから海流に乗って広く伝播するといわれています。海岸に生え、葉がユリ科の多年草の万年青に似ることから、浜万年青の名がつけられました。ハマユウ(浜木綿)の別名もあり、これは、細長い形に裂けた白い花、または株の基部に重なる葉鞘部の様子が、楮の繊維を裂いて糸とした木綿に似ていることによるといわれています。古くは「み熊野の浦の浜木綿、百重なす心は思えど直にあはぬかも」と『万葉集』(巻4−496)の中で柿本人麻呂が詠んでいます。

 第 11 問

『拾遺和歌集』には、「君なくて【 】かりけりと思ふにもいとど難波の浦ぞ住みうき」という和歌がありますが、これは何の植物を刈る情景でしょうか?

    ①  オギ
    ②  ムギ
    ③  アシ
    ④  ガマ

  • 正解: アシ

晩秋から初冬にかけて水辺のアシを刈り取る風景を見ますが、これを「蘆刈」と呼びます。
刈り取られたアシは、屋根を葺くのに用いられたり、よしずを編むのに用いられたりします。この営みは古くから詩歌にも詠まれ、謡曲などの題材としても、こよなく愛されています。 『拾遺和歌集』巻第九には、
君なくてあしかりけりと思ふにもいとど難波の浦ぞ住みうき
(意味:「あなたがいなくなって、生活がますます悪くなって、葦を刈って暮らすような身に落ちぶれてしまった、と思うにつけても、いよいよ難波の浦は住みにくくなってしまった」)
という和歌があります。ここでは「あしかりけり」という詩句で、「悪しかりけり」と「葦刈りけり」が掛け言葉になっています。
これを詠みかけられた女性は、
あしからじよからむとてぞ別れけんなにか難波の浦は住みうき と返しました。
この和歌のやり取りは「蘆刈説話」と呼ばれ、謡曲「蘆刈」にもなりました。

 第 12 問

シナノキの仲間で、シューベルトの歌曲では市門の前の泉のほとりに立つこの樹の下で、若者が抱いた夢と失意が歌われています。
この植物は何でしょうか?

    ①  マロニエ
    ②  ボダイジュ
    ③  ハルニレ
    ④  スズカケノキ

  • 正解: ボダイジュ

ヨーロッパに自生するアオイ科(旧シナノキ科)シナノキ属の高木数種とその雑種は一般に「ボダイジュ」と呼ばれています。ヨーロッパでは、しばしば町の広場や公園などで大木になっているのが見られ、ベルリンのウンター・デン・リンデンの並木はみごとで有名です。古くから敬意をはらわれていた樹で、ヨーロッパ各地には伝説や民話が多く残っています。特に北欧などでは妖精やこびと、竜が住む樹ともいわれました。公園や街路に使われているのは雑種性のセイヨウシナノキが多いのですが、ナツボダイジュ、フユボダイジュなども広く植えられています。
1827年にシューベルトの作曲した歌曲集『冬の旅』の原詩はヴィルヘルム・ミュラーが『旅する角笛吹きの遺稿詩集』に収めたもので、若者の苦悩を歌っています。

 第 13 問

太平洋戦争の最中、昭和17年(1942)、「鈴懸の径」は、灰田勝彦の歌でヒットしました。そして戦争の暗さを吹きとばすカレッジソングとして人々に愛唱されました。この鈴懸とは、どんな植物でしょうか?

    ①  アカシア
    ②  ライラック
    ③  イチョウ
    ④  プラタナス

  • 正解: プラタナス

灰田勝彦は当時立教大学の学生でした。「鈴懸の径」を作曲した彼の兄、灰田有紀彦(別名:灰田晴彦)は慶応大学在学中、モアナ・グリー・クラブを主催していました。ハワイアンバンドの草分け的存在の兄のバンドに、勝彦はゲスト出演して、学生仲間で人気をはくしていました。昭和17年といえば、ミッドウェー海戦等で打撃を受け、学生たちは軍事教練、勤労奉仕と暗く希望のない毎日を送っていました。それでも灰田勝彦の歌を愛し、学徒出陣で戦地におもむく学生たちは「鈴懸の径」を歌い、学び舎に別れを告げ、海に空に散っていきました。
鈴懸の名は、歌舞伎の「勧進帳」で山伏の衣裳の鈴懸衣についている飾りの玉のような実がなることから、プラタナスにこの名がつけられたといわれています。戦争中、外来語を排除した時代故の曲名かもしれません。
「鈴懸の径」(作詞:佐伯孝夫)
友と語らん鈴懸の径通いなれたる学校の街
やさしの小鈴 葉かげに鳴れば 夢はかえるよ鈴懸の径
(JASRAC許諾 第J100317036号)

 第 14 問

この植物は、北海道から九州までの日本の広い範囲に分布している落葉高木で、日本の渓谷林を構成する主要な樹木です。
京都の葵祭では、フタバアオイと共に、飾りやお供えに用いられます。
この植物を下記の中から一つ選び、番号で答えて下さい。

    ①  カツラ
    ②  ケヤキ
    ③  トチノキ
    ④  シオジ

  • 正解: カツラ

京都の代表的な祭りの葵祭は、京都市の下鴨神社、上賀茂神社で、5月15日に行われる祭りで、この祭りには、フタバアオイと共に、カツラの若葉をお供えや飾りに使われます。
カツラは北海道から九州までの渓谷林を構成する落葉高木で、日本各地に天然記念物に指定されたり、神木としてあがめられている巨樹もあります。
和名の由来は「香出(かづ)」で、いい香りがするという意味ではないかと言われています。日本では「桂」の字があてられていますが、中国では桂はモクセイのたぐいをさします。
木材は軽くて柔らかく、そのため加工がしやすく、家具、彫刻等として利用されます。

 第 15 問

平安時代に紫式部が書いた「源氏物語」には、植物名を冠した巻名や女性名がいくつかあります。第1巻は、主人公光源氏の生みの母が登場します。彼女は中庭(壺)にある植物が植えられていた所に住んでいたので(A)の更衣と称されました。(A)内にあてはまる語を下から1つ選んで番号で答えてください。

    ①  梨壺
    ②  藤壺
    ③  梅壺
    ④  桐壺

  • 正解: 桐壺

平安時代、天皇の居所であった内裏の中に、女御・更衣などの居住した五つの殿舎があり、その一つに淑景舎(しげいさ)がありました。中庭に桐が植えられていたので、桐壷と呼ばれていました。源氏物語の主人公である光源氏の母はここに住んでいたので「桐壷の更衣」と呼ばれました。低い身分(更衣)ながら天皇に愛されたので、多くの女御・更衣たちから嫉妬されいじめられて、光源氏が3歳のころ、若くしてこの世を去ってしまいました。
 なお「源氏物語」の作者である紫式部と同時代に「枕草子」を書いた清少納言がおりました。彼女の父親である清原元輔は、梨壺で5人の歌人と「後撰集」を撰したので「梨壺の五人」と称されています。

 第 16 問

○○○ユリと名の付く植物は、多数あります。これらは、主にユリ科のユリ属(Lilium属)の植物ですが、ユリ属でないものにも末尾にユリとつくものがあります。
以下の選択肢にあげる4種のうち、ユリ属でない植物がひとつあります。その植物名を選び、番号で答えてください。

    ①  クルマユリ
    ②  ウバユリ
    ③  ヤマユリ
    ④  コオニユリ

  • 正解: ウバユリ

正解は、2です。
名前は、物を区別するためにつけられますが、和名では、同じような形質なのに少し違う場合、例えばユリの仲間のでは、○○○ユリというように呼ばれたりします。
世界共通の学名では、基本的な部分が似ていて、細部で異なったところのあるグループを属と呼びます。ユリの場合属名は、Lilium となります。ユリ科植物の中で果を結び、鱗茎または球茎で花茎に葉があって、葯がT字に着き、葉柄がなくて花が咲いても葉が枯れないといった特徴を持つグループがLilium属となります。しかし、ウバユリには、〜は同じでも、葉柄があって花後葉が枯れるという特徴があるためユリ属とは別のCardiocrinum属(ウバユリ属)となります。

 第 17 問

ことわざ や慣用句にはしばしば植物が使われています。次の2つの慣用句のカッコの中に共通して入る植物は何でしょうか?
( )は濁りに染まず
一( )託生
次の中から選び、番号で答えてください。

    ①  葛
    ②  椿
    ③  蓮
    ④  菫

  • 正解:

ハスは田や沼などの泥の中から生え出てくるのに、花は泥にまみれることなく美しく咲くことから、「蓮は濁りに染まず」は「悪い境遇の中でも、悪に染まらないで、清らかさを保つこと」のたとえに使われます。同じ意味で「泥中の蓮」という言い回しもあります。
「一蓮托生」は、「死んでも仲良く幸せを分かち合う」の意味ですが、転じて、「物事の善悪や結果の良し悪しに関係なく、運命や行動を共にする」ときにも使い、また、俗には「悪いことをした一方が逮捕されたときなどに、もう一方のものを道連れにする」ときに使われます。ほかに「蓮の台(うてな)の半座(はんざ)を分かつ」というのがあり、これも「死後も一緒に極楽に往生し、蓮華の座を仲良く半分ずつ分かち合い、行動や運命を共にする仲」という意味です。

 第 18 問

この植物はホドイモ(又はアピオス)といって、このように美しい花が咲き地下に塊根という芋状のものを着けます。巷に多く流通しているものではありませんが、芋を焼いて酒のつまみにしたり楽しみます。
この植物ホドイモは何科に分類されるか下の4つの選択肢から選んでください。

    ①  サトイモ科
    ②  ナス科
    ③  マメ科
    ④  ヒルガオ科

  • 正解: マメ科

ホドイモ(又はアメリカホドイモ)はアピオスともいって、マメ科ホドイモ属の植物です。北海道から九州まで、及びで中国の温帯から暖帯に分かれます。
今でも秋田・宮城など東北地方、鳥取、栃木などでも栽培され趣味人の酒肴として喜ばれています。
尚 サトイモはサトイモ科、ジャガイモ科はナス科、サツマイモはヒルガオ科とイモ類は各科にまたがって現代人には無くてはならない食品となっています。

 第 19 問

私達が普段食べているくだものは、子房がふくれて実になった「真果」と子房以外の部分がふくれて実のようになった「偽果」とがあります。
下記の4つのくだもののうち、本当の実、すなわち真果はどれでしょうか。

    ①  モモ
    ②  リンゴ
    ③  イチゴ
    ④  イチジク

  • 正解: モモ

食用になる木や草の実を、ふつう「くだもの」と呼んでいます。めしべの基部の子房がふくれたものが「真果」で、モモやカキ、ブドウ、ミカンなどがあります。モモは外側の薄い皮が外果皮、食用部は中果皮、内果皮は木質化した核となるので「核果」といい、その中に1個の種が入っています。
子房以外の花把(花床)などが肥大して実のようになったものは「偽果」といい、リンゴ、ナシ、イチゴ、イチジク、スイカなどがあります。リンゴやナシは「ナシ状果」といい、花把が肥大して実を包んでいます。ここが食用部で「芯」といっている部分が本当の実です。
イチゴはたくさんのめしべをつけた花把が肥大したもので表面の小さな粒々が本当の実(痩果)で「イチゴ状果」といい、食用部は果把と痩果です。イチジクは隠頭花序の花軸が肉質の壷状になったもので「イチジク状果」といい、中に多数の花が咲き、痩果ができます。食用部は花軸と痩果です。

 第 20 問

田んぼのイネに、葉が丸まってできたかたまりのような物が見えます。ソフトボールくらいの大きさです。これは何でしょうか。

    ①  哺乳動物の巣
    ②  鳥の巣
    ③  クモの巣
    ④  風でイネの葉がまるまった物

  • 正解: 哺乳動物の巣

カヤネズミの巣です(8月中旬撮影)。
日本最小のネズミで体長、尾長共大体ヒトの親指位の大きさです。
体重は7〜14gです。イネ科やカヤツリグサ科の葉を裂いて、とても丁寧に編み込んで巣を作ります。地表から50cm〜1mくらいの高さに作る事が多いようです。巣を作りかけて止め、別の場所で作り直す時もあります。巣の中では2〜8匹の仔を産んで育てます。
最近では河川や草地の開発、農薬の影響などで生息数は減少しています。