公園文化ロゴ

練習問題

解説

 第 1 問

園芸関係でよく使われる植物名の総称に、コニファーがあります。これは何を指す言葉でしょうか?

    ①  広葉樹
    ②  針葉樹
    ③  草本植物
    ④  多肉植物

  • 正解: 針葉樹

コニファーは針葉樹の総称です。また、園芸関係では特に常緑針葉樹の園芸品種のことをいいます。本来の意味は「球果植物」(マツ・ヒノキを含めてこれに類する樹木の総称)を指し、裸子植物のうち「球果」(cone)を生じるものを指していますが、近年では園芸や観賞用に利用されるデザイン性豊かな針葉樹をコニファーと呼ぶようになりました。
コニファーの魅力としては、耐寒性があり、形と色の変化が多彩であること、ほとんどの土壌で生育し、刈り込み・造形に耐えるなどがあげられ、公園や庭園の修景に欠かせない素材になっています。

 第 2 問

春の七草のゴギョウは、古い時代にはもちに混ぜて草もちにしたそうですが、現在使われている和名は何というでしょうか?

    ①  コオニタビラコ
    ②  ハハコグサ
    ③  セリ
    ④  タビラコ

  • 正解: ハハコグサ

春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)です。
ゴギョウは御形、または五行と書かれました。なお、ホトケノザをコオニタビラコとするのは牧野富太郎説です。

 第 3 問

ヨーロッパのゴシック教会の窓は、その形状などからの連想で、車輪窓あるいは【 】窓と呼ばれます。
【 】に入る植物は何でしょうか?

    ①  キク
    ②  ダリア
    ③  バラ
    ④  アネモネ

  • 正解: バラ

バラとは、バラ科バラ属の植物の総称で、そのうち重要なバラ亜属には自生種が世界に120種以上あるほか、2万以上の園芸品種が栽培されています。
12世紀頃になると、アーチの工法がさまざまに工夫され、天を摩するほど高い石の屋根をいただき、それでいて大きな窓を備えたゴシックの教会建築が生まれます。なかでも、細工を施した石を放射状に配置した大きな円い窓は、その美しさに定評があります。形がどこか車輪、あるいはバラの花に似ているので、この種の窓は「車輪窓」あるいは「バラ窓」と呼ばれています。ステンド・グラスで飾られた教会の円窓が「バラ窓」と呼ばれるようになったのは13世紀末頃のことと推測されています。円窓からバラの豪奢な形を連想したことによるようです。また、キリスト教ではバラは聖母マリアの愛やキリストの受難を象徴する花と見なされていたので、光り輝く美しい円窓を見たとき、教徒が信仰にとって意味深いバラと結びつけたのかも知れません。

 第 4 問

写真の植物は、山菜の時期にはフキノトウと間違えられ、よく中毒事故をおこすことで知られています。根と根茎は「ロートコン」と呼ばれる生薬になる、この植物は何でしょうか?

    ①  コバイケイソウ
    ②  ハシリドコロ
    ③  フクジュソウ
    ④  チョウセンアサガオ

  • 正解: ハシリドコロ



ハシリドコロにはアルカロイド(アトロピン、スコポラミンなど)が含まれていて、食べると中毒症状を引き起こし、所かまわず走り回るといわれています。
その様子からハシリドコロと呼ばれるようです。また、地下部分の形がトコロ(オニドコロ)に似ているからともいわれています。一般には毒草扱いですが、胃薬や、眼科手術の際の瞳孔散大薬の原料として利用されています。
早春に萌芽する様子と時期がフキノトウに類似するため、誤食による植物中毒の原因となり、時々、新聞で取り上げられます。
チョウセンアサガオ(ナス科)も同様のアルカロイドを含む有毒植物で、こちらは曼陀羅華として、華岡青洲が全身麻酔に使ったことでも知られています。コバイケイソウ、フクジュソウも一般的には毒草として扱われます。

 第 5 問

この植物は古くから冬至に食べると病気にならないといわれたりします。また、アメリカではハロウィーンになくてはならないものです。
この植物は何でしょうか?

    ①  スイカ
    ②  メロン
    ③  カボチャ
    ④  ヘチマ

  • 正解: カボチャ

黄色野菜であるカボチャ(ウリ科)は、果実は夏に収穫しますが、貯蔵性に優れているので、冬至に食べる習慣ができました。花が大きいため仕組みが見やすく、雄花と雌花の区別がわかりやすいことなどから、理科教材としてもよく使用されます。
ウリ科の実は果肉の性質により、さまざまに利用されており、生で食べられるスイカとメロン、調理して食べるカボチャ、果肉の繊維を利用するヘチマ、中をくり抜いて乾かし、器として用いるヒョウタンなど、いろいろなものがあります。
近年は、観賞用のカボチャも盛んに栽培されるようになり、生垣や棚仕立てにして楽しむ人がふえました。家畜の餌用に栽培しているカボチャには重さが200から300kg以上になるものもあり、大きさ比べのコンテストをしているところもあります。

 第 6 問

山梨県御坂峠の茶屋に滞在した太宰治は、『富嶽百景』の中で「富士には【 】がよく似合ふ(う)」と書いた植物は何でしょうか?

    ①  月見草
    ②  石楠花
    ③  女郎花
    ④  薄

  • 正解: 月見草

昭和14年ごろ、富士山の北麓の御坂峠近くの天下茶屋に滞在していた太宰治(1909?1948)の著『富嶽百景』中に「富士には月見草がよく似合ふ」という文があり、あまりにも有名です。
ここでいう“月見草”は、オオマツヨイグサとされています。北米原産の帰化植物で、夏の夕刻に黄色い花が開きます。
本来の月見草は同じアカバナ科の植物ですが、異なる植物で、夕方に白い花を咲かせ、しぼむと紅色になります。やはり北米原産の江戸時代末渡来の帰化植物で、現在ではあまり見ることができません。
早くから牧野富太郎先生は巷間に流布したオオマツヨイグサは真正のツキミソウではないと否定しつづけていましたが、いまだに混同されています。歌、小説、メディア、市場などで不用意に命名する和名の混乱は憂慮に値します。

 第 7 問

この植物にアブラムシの一種が寄生すると、袋状の虫こぶができます。これを集めて乾燥させたものに鉄分を混ぜて歯に塗ったものが昔のお歯黒です。
この植物は何でしょうか?

    ①  ヤマハゼ
    ②  ヌルデ
    ③  サンショウ
    ④  キハダ

  • 正解: ヌルデ

ヌルデはウルシ科の落葉性の低木~高木で、日本各地の山野に自生します。この若芽にアブラムシの一種ヌルデノミミフシアブラムシが卵を産み、この幼虫が若葉に移動し、そこに虫こぶを作ります。この虫こぶが五倍子(ふし)で、タンニンを豊富に含んでいます。このタンニンと鉄分が合わさってできる黒色の不溶性物質を歯につけたものが、お歯黒です。渋(タンニン)のある果物を鉄のナイフで皮をむくと、ナイフが黒くなるのと同じ変化です。
なお、ヌルデの材は白く軟らかく、その特性を生かし木工細工に使われます。また、果実は晩秋になると白色の蝋のような物質におおわれますが、この物質はリンゴ酸カルシウムで、塩の代用にされました。

 第 8 問

江戸時代に記された『遊歴雑記』には、当時の名木・奇木の見学記が紹介され、その中で「縁切【 】」と呼ばれる樹木が登場します。
それは次のうちのどれでしょうか?

    ①  サクラ
    ②  ヤナギ
    ③  ケヤキ
    ④  エノキ

  • 正解: エノキ

エノキは山地に生え、大きいものは高さ約25m、幹の直径が約1.5mにもなる落葉高木です。昔は一里塚によく植えられる木として知られていました。『遊歴雑記』に紹介された評判の「縁切榎」は豊島郡・板橋にあり(現在は東京都板橋区本町)、今もその姿を見ることができます。ただし、更新のために何度か植え替えられ、現在は3代目となっています。当時、その木の皮を水で煎じて、別れたいと思う相手に知られることなく飲ませることが出来れば、縁を切りたい相手と必ず別れられる、その効果は「神の如し」とまで言われたそうです。女性の側からは離縁することが難しかった時代、「悪縁」に悩む女性やその親族は、わらにもすがる思いで、この「縁切榎」を試したことでしょう。

 第 9 問

青森県の三内丸山遺跡から、巨大な木柱が見つかり「大型掘立柱建物」跡ではないか、として話題となりました。
この植物は何でしょうか?

    ①  クリ
    ②  クルミ
    ③  カキ
    ④  クヌギ

  • 正解: クリ

クリは北海道の中部以南から九州までと、朝鮮半島南部に分布する、ブナ科の落葉広葉樹です。
縄文時代から重要な食糧として利用され、平安時代には丹波、但馬などから朝廷に貢納されていました。また、戦国時代には実を干して臼でつき、殻と渋皮をとり除いたものを「かちぐり」といったことから、勝利への縁起をかついで兵糧として特に大切にしました。
クリ材は堅く腐りにくいので、枕木をはじめ建築や器具材に用いられます。三内丸山遺跡が一般に注目されるきっかけとなったのが、直径1mをこえるクリの巨大木柱です。

 第 10 問

庭木や生垣としてよく植えられているネズミモチですが、その名前がつけられた理由は何でしょうか?

    ①  葉がねずみがかった緑色なので
    ②  葉がトゲトゲしており、ネズミを寄せ付けないため
    ③  果実をネズミが好んで食べるので
    ④  果実の形や色がネズミの糞に似ているので

  • 正解: 果実の形や色がネズミの糞に似ているので

ネズミモチはモクセイ科の常緑樹で、南日本の山野に自生しています。あまり大きくは育たないので、生垣に適しています。よく似た種にはトウネズミモチがあり、公園や学校などに植えられています。高さ5〜6mに育ち、緑が濃く緑化樹木として適しています。
初夏に枝先に花穂が出て白色の花が咲き、やがて長楕円状の果実ができ、晩秋には黒紫色に熟して、ちょうどネズミの糞のように見えます。トウネズミモチの花はネズミモチより1ヶ月遅れて咲き、花穂は大型、果穂は重みでたれ下がるのでよく区別できます。果実を薬用酒にして飲む人もいます。

 第 11 問

この植物は地下茎の部分を食用としますが、勢いよく伸びるくちばし型の芽があるために「芽が出る」と、出世の縁起をかついで正月のおせち料理にも使われます。
この植物は何でしょうか?

    ①  ユリネ
    ②  ダイコン
    ③  クワイ
    ④  サツマイモ

  • 正解: クワイ

クワイは水生植物のオモダカ科の多年草で中国原産です。日本では水田に栽培され、秋に白い花をつけます。名前の由来は、鍬芋の略である、とするものや、葉と葉柄の形を農具の鍬に見たてたとするものなどさまざまです。甘く煮含めたり、薄く切ったものを油であげて慈姑せんべい(チップス)にします。でんぷん特有の甘さと同時に、ほろ苦さがあります。なお、中国料理では地下茎の先の塊茎が根菜料理によく利用され、缶詰としても輸出されていますが、これはカヤツリグサ科のオオクロクワイです。

 第 12 問

ヒイラギとセイヨウヒイラギは、しばしば混乱されます。
次のうち、正しい記述はどれでしょうか?

    ①  セイヨウヒイラギの葉は対生し、実は赤い
    ②  セイヨウヒイラギの葉は互生し、実は赤い
    ③  ヒイラギの葉は対生し、実は赤い
    ④  ヒイラギの葉は互生し、実は赤い

  • 正解: セイヨウヒイラギの葉は互生し、実は赤い

クリスマスのデザインに使われるセイヨウヒイラギはモチノキ科です。モチノキ科の植物では、葉が互生します。一方、ヒイラギはジャスミンやキンモクセイと同じモクセイ科です。モクセイ科の植物では、葉が対生します。また、ヒイラギの実は青黒く熟します。

 第 13 問

この植物の樹皮は、耐水性があるため、屋根を葺くのに使われてきました。今でも、神社、仏閣などには使われています。
この植物は何でしょうか?

    ①  アカマツ
    ②  ヒノキ
    ③  イヌマキ
    ④  スギ

  • 正解: ヒノキ

ヒノキの樹皮は檜皮と呼び、植物性の屋根葺き素材として使われてきましたが、近年では神社、仏閣などに利用が限られています。檜皮を厚く重ねて葺いた優美な勾配屋根には独特の趣があります。スギの樹皮も檜皮の代わりに使われることがあります。スギ科、ヒノキ科の樹皮の外側は縦長に裂け、薄くはがれ落ちますが、ヒノキよりもスギの方が赤みが強く、細く、長くはがれる傾向があります。ヒノキ、スギの樹皮は耐水性、耐腐食性が高く、比較的厚いので屋根葺き素材に適しています。



 第 14 問

チャイコフスキーは、四季折々の自然や風物をあらわした12曲からなるピアノ曲『四季』を残しました。その第4番には、ロシアの大地に春を告げるある植物の名前がつけられていますが、その植物は何でしょうか?

    ①  マツユキソウ(スノードロップ)
    ②  サクラソウ
    ③  クロッカス
    ④  ヒヤシンス

  • 正解: マツユキソウ(スノードロップ)

バレエ音楽などで有名なロシアの作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840〜1893)が1875年から翌年にかけて作曲した『四季』は、「12の性格的小品」という副題がついたピアノ曲集です。ペテルブルグで発行されていた月刊の音楽雑誌が、各月にふさわしいロシアの詩をもとにチャイコフスキーがピアノ曲を書くことを企画したことから作曲されましたものです。旧暦であることから現在とは多少季節がずれるとはいえ、第3番「ひばりの歌」に続く第4番「松雪草」は、春の季節をあらわしています。
マツユキソウ(スノードロップ)は、ヒガンバナ科の秋植え球根植物です。南ヨーロッパやユーラシア北部のカフカス地方原産で、日本では2月ころに白色の花を咲かせます。

 第 15 問

麦の実りの季節をいう「麦の秋」はどの季節の季語でしょうか?

    ①  春
    ②  夏
    ③  秋
    ④  冬

  • 正解:

麦は初夏が実りの季節です。「麦の秋」という表現は、
御園生に麦の秋風そよめきて山ほととぎすしのび鳴くなり(『散木奇歌集』源俊頼)
など、平安時代中ごろの和歌から見られます。元来、「麦秋」は、中国から来た言葉で陰暦4月の異名ともなっていますが、この言葉が広く定着していくのは江戸時代の俳人たちによるところが大きいでしょう。初夏のさわやかな空気を感じさせる句が多い言葉です。
宿々はみな新茶なり麦の秋(許六)
病人の駕も過ぎけり麦の秋(蕪村)
麦秋や雲よりうへの山畠(梅室)
俳句の世界には、「竹の秋」という季語もあります。3月から4月ごろ、筍を育てるため、竹の葉は黄ばんできます。それを他の草木の秋の様子になぞらえていう言葉です。こちらは春の季語ですが、凋落の時を感じさせる言葉のため、うらがなしい句が多くなります。
ここにある離宮裏門竹の秋(虚子)
空ふかく蝕ばむ日かな竹の秋(蛇笏)
午後の日の鏡の如し竹の秋(泊雲)

 第 16 問

明治神宮の敷地内には、江戸随一といわれた老大木がありました。この木が「代々木」の地名の由来になりました。
この植物は何でしょうか?

    ①  スギ
    ②  ヒノキ
    ③  ケヤキ
    ④  モミ

  • 正解: モミ

モミは陰樹として耐陰性があり、母樹の下で発芽し親木の後を継ぐことができることから代々木の地名の由来にもなりました。モミは暖帯林を代表する針葉樹で、各地の少し湿り気のある場所に生育していました。大木になり円錐形で濃い緑の樹形は、目立ちますので地域のランドマークになっているものもありました。都市化による乾燥と大気汚染などによって徐々に都市から姿を消していきました。現在では都市周辺の里山や山間地でなければ見られなくなっています。
最近、モミに似ていて北国の都市で植栽されている針葉樹は、ウラジロモミです。ウラジロモミは、モミよりも都市環境に少し強いようです。樹形はよく似ていますが、葉の形や若い枝の毛の有無などによって区別できます。ウラジロモミは葉にさわっても痛くないのに対し、モミの葉(若葉)は先端が2つに割れてとがっていて、さわると痛いものです。またモミの1年枝は黒褐色で灰黒褐色の毛があります。両種ともにクリスマスツリーとして利用します。
モミは陰樹として耐陰性があり、母樹の下で発芽し親木の後を継ぐことができることから代々木の地名の由来にもなりました。モミは暖帯林の代表的な針葉樹で、材は白く木目が美しいのですが、やわらかく腐りやすいという性質があります。

 第 17 問

冬の林で、葉を落とした木の上に、緑の葉をつけた枝の集まりを見つけました。
これは何でしょうか?

    ①  ヤドリギという常緑の寄生植物が樹上で茂っている
    ②  カビの一種がひきおこす病気で、茎や葉が変形した
    ③  突然変異による枝変わり現象で、局所的に落葉しなくなった
    ④  ある種の鳥が常緑樹の枝を集めて巣を作っている

  • 正解: ヤドリギという常緑の寄生植物が樹上で茂っている

ヤドリギは、エノキやミズナラ、サクラなど各種の落葉樹に多く寄生するビャクダン科(旧ヤドリギ科)の常緑樹です。
冬には問題の写真のようにヤドリギだけが球状にかたまって見えるので特に目につきます。山の落葉樹林でよく見られますが、都会でも神社や公園などの大木で見ることがあります。緑の葉をもち、自分でも光合成(ひかりごうせい・こうごうせい)をして炭水化物をまかなっています。しかし、水や窒素分やミネラルは、寄生した相手(宿主)から奪いとって暮らします。ヤドリギの根は寄生生活に適応してくさびのような形となり、寄生相手の幹を深くうがって木部に達し、水や養分を吸収するのです。黄色く熟したヤドリギの果実は粘液質をふくみ、ヒレンジャクやキレンジャクなどの鳥が食べても種子は消化されずにふんに出て、ほかの木の幹にねばりつき、そこで芽を出して寄生生活に入ります。ヨーロッパには果実が白く熟すセイヨウヤドリギが見られます。冬にも樹上で緑を保つ姿は神秘な生命の象徴と考えられ、クリスマスにこの枝をかざる風習があります。

 第 18 問

関東以南で育つ雌雄異株の常緑高木で、果実(集合果)は球形で濃いルビー色をしています。6〜7月に熟し、生食、果実酒で楽しめます。
この植物は何でしょうか?

    ①  グミ
    ②  ヤマモモ
    ③  タラヨウ
    ④  ボケ

  • 正解: ヤマモモ

ヤマモモは、樹姿が大きく美しいので、庭のメインツリーにも適します。枝、幹にタンニンを含むため、薬用、黄色染料として利用されてきました。果実は香りが弱く、果肉よりもむしろ種子のほうが大きいほどですが、甘酸っぱくさわやかな味です。
ヤマモモは、高知県の県花で、ご飯のおかずにもされるほどで、これを食べると季節を感じる植物のようです。日本にも中国にも昔からある木で、正和4(1315)年、梶原性全によって記された『万安方』という一種の薬学書によると、揚梅(ヤマモモ)とネギをいっしょに食べてはいけないとする、食物禁忌がみられますが、現在、根拠は認められません。

 第 19 問

中央アジア原産のこの野菜は、古代ローマでは「大きな真珠」を意味する「ユニオ」と呼ばれ、また、古代エジプトでは、ピラミッド建設の労働者に、スタミナ源として支給されました。日本では明治初期から栽培されるようになり、コレラが流行したとき、これを食べると感染しないと注目され、普及のきっかけになりました。この野菜は何でしょうか。

    ①  カブ
    ②  タマネギ
    ③  ニンニク
    ④  キャベツ

  • 正解: タマネギ

タマネギは、南ヨーロッパやエジプトでは紀元前から栽培されていて、古代ローマ人は、鱗茎の重なりから「真珠のようにたくさんの層がひとつにまとまった」という意味がある「ユニオ(unio)」と呼び、それがのちに「オニオン(onion)」という英名になったといわれています。
タマネギには、血液をさらさらにする硫化アリルという成分が含まれていて、血栓防止、動脈硬化予防、ガン抑制、中性脂肪やコレステロール値の降下、ウイルス撃退など、すばらしい効果を発揮してくれます。また、ビタミンB1と結合して新陳代謝を活発にし、心身の疲労回復や糖尿病にも有効に働いてくれるなど、健康に欠かせない重要な野菜です。昔の人も、そのすばらしい効用に気づいていたのですね。

 第 20 問

ヒノキとサワラは、同じヒノキ科ヒノキ属の植物で、よく似ています。2つの種を区別する方法の一つに、葉の裏の白い部分の形の違いから区別する方法があります。形の違いを書いた4つの分の中から正しいものを一つ選び、番号で答えて下さい。

    ①  ヒノキはAに似た形で、サワラはTに似た形をしている
    ②  ヒノキはMに似た形で、サワラはOに似た形をしている
    ③  ヒノキはYに似た形で、サワラはXに似た形をしている
    ④  ヒノキはWに似た形で、サワラはVに似た形をしている

  • 正解: ヒノキはYに似た形で、サワラはXに似た形をしている

ヒノキとサワラは、同じヒノキ科ヒノキ属の植物で、ヒノキは本州(福島以南)、四国、九州に分布し、サワラは、本州(岩手以南)、九州に分布します。葉は表面から見ると良く似ています。写真は、ヒノキとサワラの裏面の物です。ヒノキは葉裏にある気孔が葉の合わせ目に多く、白く見える気候帯がYの形に見えます。それに対して、サワラは葉裏にある機構がXまたはHsらにはアゲハチョウのようなチョウの翅の形などといわれ、ヒノキと区別することができます。